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ワルシャワ地下鉄のシーメンス製新型車から出火

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 ポーランドの首都・ワルシャワの地下鉄で17日、先月営業運転を開始したばかりのシーメンス製新型車「Inspiro」から出火するトラブルが発生、乗客約200人が避難し、うち数人が病院に搬送されました。Global Railway NewsやAP通信が18日付で報じています。
Global Railway Newsの当該記事ワシントン・ポストの当該記事*AP通信の配信記事

 各記事によると、トラブルは列車がPolitechnika(工科大学)駅に入線する際に発生。車体下から煙と火が出ているのが発見され、地下鉄職員によって消し止められました。乗客は全員避難しましたが、煙を吸って体調不良を訴えた数人(Global Rail Newsは4人、APは8人)が病院に搬送されました。

 出火の原因は現時点では不明で、地下鉄を運営するワルシャワメトロは専門家を招いた調査委員会を設け、原因を調べています。調査が完了するまで、出火したのと同形の「Inspiro」5編成は運行を取りやめています。24日現在、まだ原因は特定されていない模様です。

 「Inspiro」はシーメンスが開発した次世代地下鉄車両で、ワルシャワメトロが初の納入先。基本仕様は両開き4ドア車の6両編成、第三軌条集電式ですが、編成は3両から8両まで電動車比率も含め自由に編成でき、車体長の変更や3ドア車、架線集電用の車両もバリエーションとして製造可能な設計となっています。前頭部の角張った造形や床面までガラス窓のドアなど、BMWグループの「DesignworksUSA」によるデザインも特徴的です。
シーメンス公式サイトの「Inspiro」紹介ページ


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